「もし~だったら」と言う表現と言えば「if」を真っ先に思い浮かべる方が多いと思います。
しかしそれと似たような意味を持つ表現として「in the case」が存在します。
また「in the case」と少し意味が違いますが、英語の並びが似ている「in case」も存在するので、これらの違いが分かりにくく感じるかもしれません。
この記事ではこれら3つの違いについて書いていくので是非参考にして下さい。
「in case」「in the case」「if」の違いについて!
「in case」は「~に備えて」と言う表現で使われる!
- I bring an umbrella in case it rains.
(雨に備えて傘を持っていく。)
まず「in case」は「~に備えて」と言う意味を表します。
その為、備えるべき物事を添えて使う表現です。
使い方としては「in case」の後に文章が続く形となります。
例えば例文では「it rain」と「(主語) + (動詞)」と言う文章が続いているという事です。
「in case of」は「in case」と使い方が違うだけ!
- I bring an umbrella in case of rain.
(雨に備えて傘を持っていく。)
「in case」では後ろに文章が続きますが「in case of」では後ろに名詞が来ます。
この二つの違いはこれだけで意味についても同じ「~に備えて」を表現するので、使い方に気を付けるだけで大丈夫です。
「in the case」は「万が一良くない事が起こったら」と言う表現で使われる!
- In the case incident happen, I call the police.
(もし事件が起きたら警察に電話する。) - In the case of incident I call the police.
(もし事件が起きたら警察に電話する。)
「in the case」は「万が一良くない事が起こったら」と何か起きた後の事を表現します。
なので上の「in case」の様に「~に備えて」と言う表現は出来ないので気を付けて下さい。
また緊急事態などめったに起こらない物事、そして良くない事が起きた場合を挙げる時に使うので、使う機会は「if」や「in case」等よりも少ないです。
ちなみに「in the case」と「in the case of」についても使い方が違うだけで意味は同じとなっています。
しかし「in the case」にはもう一つ「~に関して言えば」と言う意味として使う事が出来ます。
「in the case」は「~に関して言えば」と言う意味でも使える!
- I don't know about the other people, but in the case of me I don't worry about the details.
(他の人はわからないが、私の場合は細かいことを気にしない。)
「in the case」は「~に関して言えば」「~の場合」と言う表現でも使えます。
そしてこちらの表現であれば「in the case」は良く使われており、スタンダードな使い方とも言えます。
また上でも書いた通り「万が一良くない事が起こったら」と言う意味で使われる機会は少ないです。
その為「in the case」を目にする時は「~に関して言えば」として使われているのを多く目にするかもしれません。
この使い方の違いについては文脈を見て判断していきましょう。
「if」は良い事と良くない事の両方で使える!
最後に「if」については良い事と良くない事に関係なく両方で使われます。
その為、「もし~だったら」と言う表現であれば最も使われる表現です。
一つ注意点として「in case」の様に「~に備えて」と言う意味では使えないので、その点には気を付けて下さい。